夏休み、夏のおでかけシーズン到来!
「子どもを電車に乗せる時って、いつから運賃がかかるの?」「未就学児は無料って聞いたけど本当?」
そんな疑問を解決できる完全ガイド、保存版です!
✅今回の記事ではJRの制度についてご紹介します!(地域や鉄道会社によって異なる場合がございます)
運賃と料金って何が違うの?
電車に乗る際にかかる金額を「運賃」や「料金」と同じ意味で使う方が多いと思いますが、実はそれぞれに違いがあります!
この記事では運賃と料金は別物としてご説明していくため、まず運賃と料金の違いを解説します!
運賃とは
移動サービスに対して支払うお金(=乗車券)
料金とは
移動以外の付加的なサービスに対して支払うお金
例)特急料金、グリーン料金など
子どもの運賃はいつから?
子どもは何歳から何歳まで?
- 0歳(乳児):無料
- 1歳~6歳の未就学児(幼児):無料(ただし条件あり)
- 6歳〜12歳(小学生):小児(大人の半額)
- 12歳〜(中学生以上):大人
※ 年齢の区切りは「誕生日」ではなく「学年」で判断されます。つまり、小学生になったら小児運賃、中学生になったら大人運賃が必要になります。
乳児・幼児(0〜6歳未満)は本当に無料なの?
乳児・幼児の運賃は基本的に無料ですが条件があります。
幼児が無料になる条件
- 大人または子ども1人につき幼児2人までは無料
- 3人目の幼児からは小児運賃が必要
- 単独で乗る場合(大人の同伴なし)は、小児運賃が必要
- 乳児は何人でも無料
※ 大人や子どもが同伴していても、新幹線等で乳児や幼児分の指定席を取る場合には小児運賃・料金が必要になります!
小児運賃はきっぷとICカードで違う?
小児運賃は小児用きっぷもしくは小児用のICカードを購入することで適用されます。
小児運賃の計算の仕方や仕組みについて確認しましょう!
※小児用ICカードの購入はみどりの窓口や話せる指定席券売機でのみ可能です!(その際お子様の本人確認書類が必要です)
小児運賃の計算方法
- 小児運賃は、大人運賃の半額
- たとえば、大人運賃がきっぷで190円の区間 → 子どもは90円
※ICカード(Suica、PASMOなど)を使った場合も同様に自動で半額になります。
きっぷ運賃とIC運賃の違い
実はIC運賃よりきっぷ運賃のほうが数円ですが高くなることがあります!
きっぷ運賃 | IC運賃 | |
---|---|---|
大人運賃 | 190円 | 189円 |
小児運賃の計算方法 | 190円÷2=95円 10円未満切り捨て | 189÷2=94円 1円未満切り捨て |
小児運賃 | 90円 | 94円 |
大人運賃を÷2した後、きっぷ運賃は10円未満切り捨て、IC運賃は1円未満切り捨てのため、190円の区間を乗る場合にはきっぷのほうがICより4円お得になります!
よくある質問
Q. 小学生と未就学児が一緒に電車に乗る場合の運賃は?
A. 小学生は小児運賃、未就学児は無料になります。
Q. 小学生になったばかりで背が小さいけど、小児運賃は必要?
A. 見た目ではなく就学状況で判断されるため、小児運賃が必要です。
中学生の場合も大人運賃が必要になります。
まとめ
年齢 | 同伴あり | 単独 | 必要な運賃 |
---|---|---|---|
0〜6歳(未就学児) | 無料 (大人/小児1人につき2人まで) | 小児運賃 | 条件あり |
6〜12歳(小学生) | 小児運賃 | 小児運賃 | 大人の半額 |
12歳〜(中学生以上) | 大人運賃 | 大人運賃 | 全額 |
最後に
公共交通機関は子育て世代にとってありがたい存在ですが、運賃・料金制度を知らないと思わぬトラブルにもなりがち。特に未就学児の「3人目以降が有料」になることや、小学生になったら身長などに関わらず「小児運賃」になる点は意外と間違えやすいポイントです。
この記事が、この夏のおでかけの際の参考になれば幸いです!
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